2008年11月4日火曜日

おまつりと粘土

11月1‐3日の3日間、私の通う学校周辺にある
九谷陶芸村で、陶芸まつりがありました
私も研修所生の作品販売に参加
授業で作った花器とご飯茶碗を2個出してみました

この九谷陶芸村は10軒くらいの九谷焼販売のお店と
陶芸資料館と研修所と陶芸館などから成り立っていますが
普段はめっきりお客がいなくて、ここのお店はどうやって
経営を回してるのか本当に不思議でならないような
閑散とした場所です

こんな場所なので、おまつりをやっても人なんか
ロクに来ないんじゃないかと思ってました
実際に大盛況って程の人出じゃなかったけど
それなりに人は集まってました

そしてナント、ナント、お茶碗 両方とも売れました
嬉しかった!!
どうかどうか割れずに長持ちしますように!!

あと陶芸館では、また登り窯があったんですが
私は今回も入れる作品がなくって
窯焚きだけ参加してみました
期間中、2晩とも窯の前で過ごしました
本当は2日目のほとんどは眠くて陶芸館のソファで
眠ってたんですけど

薪をくべながらお酒を飲んだり
お菓子を食べたり、おまつり気分まんきつー
今思えば、作品販売も盛り上がったけど
窯焚きに参加したから余計おまつりっぽさを
味わえたのかもしれないなぁ

印象的だったのは窯焚きに来ていた59歳の陶芸家さんが
粘土は1回焼いて焼き物になってしまったら
元の粘土に戻るまで、1億年かかる
焼き物を作るっていうのは人間の手で
粘土をすぐには自然に帰せない状態に
してしまう仕事なんだから、粘土は本当に
大切に扱わないといけない、という話

1億年って数字は怪しいけど
でも、確かに粘土は1回焼いてしまうと
そう簡単には元には戻せません
それは本当に責任重大
ひとつひとつを覚悟して作らないと、と気持ちを新たにしました

今日からまた頑張ろう…
そして来年はもっと売ろう…
お客さんに胸を張って売れるものを作るんだー

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