2013年10月4日金曜日

3年4ヶ月さぼった

忘れ去っていたブログ

過去、もう消したいような事も書いてますね
甘酸っぱい…
恥を忍んで記念に残しておきます

久しぶりのブログは来る10月10日18:00より、赤坂乃木神社にて行われる
管絃祭について書こうかな…

今回の演目は

管絃/壱越調 迦陵頻急
朗詠/九夏
壱團嬌
舞楽/左方 還城楽・右方 陪臚

です

私は舞楽の還城楽と陪臚で笙の助管を吹きます

還城楽は人気の演目で、私も好きです

説明、オンライン辞書からのコピペ↓
雅楽の舞曲。唐楽。太食(たいしき)調で、古楽。舞は一人による走舞(はしりまい)。怪奇な面をつけ、桴(ばち)を持ち、作り物の蛇を捕らえて勇壮に舞う。一説に、西域の人が好物の蛇を見つけて喜ぶさまを写したものという。

舞人が入ってくる時に演奏される陵王乱声、まず曲がかっこいいです
わくわくします
打楽器と龍笛によって奏でられます
最初、打楽器が鳴り響き、徐々に笛の演奏者が加わっていきます
途中で、蛇を見つけて跳んで喜ぶ舞人の姿もなんだかユーモラスで面白いですし、喜ぶ時に、曲の流れが止まるのもストップモーションみたいで、昔の人の演出センスに驚きます

あと、入場の曲については、今回の管弦祭では還城楽の次に演奏される陪臚
この舞楽の入場は、調子と呼ばれる曲を演奏します
これも陵王乱声みたいに、徐々に演奏者が加わっていきます
調子ではまず笙aが入り、タイミングをずらして同じメロディーを笙b、その次に笙c
篳篥a・篳篥b…
と続いていきます

本当かどうか知りませんが笙の音は天から降り注ぐ光を表しているという話を聞いたことが一度ならずあります
一方で篳篥は地上に居る人の声、との事ですが、以前、宮内庁から指導にいらして下さった先生が、篳篥の吹き方のアドバイスで、霧が地面をサーっと流れ込んでくるように…みたいな事をおっしゃってました
人に限らず地に沿うもの、さまざまにイメージを広げていて、すごいと思いました

その話を聞いてから、調子を聴くと笙の光が差し込む中、篳篥の霧が足元に流れ込んでくるような情景が浮び、美しいなと思います

10月10日は三日月ですが、月光と場の音がリンクするといいですね

あ、龍笛は空と地の間を舞う龍を表してるそうです.龍と鳳凰の棲み分けがいつも気になります
気にすることでもないかも…


画像の構図は使い回し