本日は、21世紀美術館主催の金沢アートプラットホームの
各展示を回ってきました
参考までに、この企画は21世紀美術館が
色んなアーティストに依頼して、金沢の街中の
さまざまな場所を使ってそれぞれの展示をするというもの
↓これがそのサイト
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/k_plat/
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
私の前回展示「Is it me, perhaps?」は
このイベントの関連企画に参加してたんでした
本体企画の方は、まだ回ってなかったし
美術館も招待券をたくさんくれたし、ということで
半日かけて、オリエンテーリング気分で金沢を一周してきました
同県内に住んでるとはいえ、細かく回ったことのない
近くて遠い街、金沢
展示に関わらず今日はじっくり歩けていい機会でした
特に玉川こども図書館なんて知らなかったけど
絵本がたくさんあった!
さっき調べたら、今月の8日にオープンしたばっかりだった
今度またゆっくり行きたいなぁ
展示の方は、定石どおりの玉石混合
実は全体的にあんまり期待はしてかなかったんですが
意外にも、一番つまらなさそうと思ってた作品がよくて
タイ人作家のカミン・ラーチャイプラサートという人が
どうやって募ったのか知らないけど、とりあえず
数十人の一般の人から、その人の「思い出の品」を
持ってきてもらったものを集めて、一堂に展示するというもの
↓これがその人の紹介ページ
http://www.kanazawa21.jp/exhibit/k_plat/artist/kamin.php
話聞いただけで、なんとなくどんなか想像つくなあと思ってて
実際の見た目もほぼその想像通りだったけど
実物が超えていたのは、各人のその「思い出の品」に
込められている思い入れでした
確かにこれは実際見てはじめて伝わってくるものなのかもしれない
いろんな時代のいろんなものがあって、
あー、そういえばこんな物、昔あったかも、みたいなのとか、
他人からしたら本当に忘れ去られてるようなものとか
下手したらゴミみたいなものもあったり
これらの品々すべてに、その人それぞれのエピソードがあって
それら一つ一つがどんなものかは、私が知る由もないけど
でも、自分の持ち物の中にも思い当たる
「他人から見たらゴミだけど捨てられないもの」に対する
大切な気持ちと、同じ重さの思い入れがあるんだと思って
で、その思い入れたちが、いくつもいくつも展示されてるわけですよ
なんかもう胸がキューンとしちゃいますよ
見てたらうっかり涙がこみ上げてきました
人が生きてくって楽しいのと悲しいのが一個の
かたまりになってるみたいなものですねえ!
切ねえなぁー
どんなものがあったか、軽く紹介しますと
「もっと弱く抱きしめてくれたら、別れられたかもしれないのに」
と書かれた、今はもう枯れてしまった木の葉
何かが、あったんでしょうね…
個人的には、もっと私の泣けるツボを押さえた物もありましたが
この木の葉は象徴的だったので紹介してみました
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