2016年9月30日金曜日

けむり

個人事業主登録もして、いわゆる自営業なので、朝とか、何時に起きてもいいんですが…よくないか

何時に起きたとしても業績上げるために尽力しないといけない

というのは、言うまでもないとして、時間は自由なんです

でも、だらだら過ごすのは精神的によくないので、生活リズムを整えよう

今はだいたい6時台に起きて、植物に水やりをし、近くの土手に走りに行って、朝ご飯を食べ、シャワーを浴び、洗濯・掃除…
と、朝の時間までは決まってきました

ロクロで粘土の芯出しをする時も、いっぺんには取れなくて、少しずつ合わせながら徐々に全体を整えていくから、生活も、ひとまず朝を整えてから、昼、夕、夜、と伝搬させるようにしよう

今日は朝ご飯の時間に、ふとお香を焚いてみました

ひとすじの煙が立ちのぼる姿を見ていると、なんとなく精神統一できそうな気がしてくるので、明日からこれも朝の習慣に加えようと思いました

2016年9月27日火曜日

夏の記録

4月から東京都の職業訓練校に通っていて、昨日で半年の3D CADコースが終わりました

九谷にいた頃、工業試験場に見学に行ったとき、あれは今思えばNC旋盤だったのかな?違うかな?
とにかくCADのデータを持ってくれば、鋳込型の原型を作ってくれると聞いて、今は無き寺井の駅で金沢に行く電車を待ちながら、何とかしてCADの勉強もできないものかと居ても立っても居られないいられない思いでいた、あの時の気持ちは今でもよく覚えています

当時はCADと言ってまず思い浮かぶのは2Dの物だったけど、あれから8年程度で、今や3Dプリンターが数万円で手に入る時代

寺井駅でたたずんでいた時は、CADの学校に通うなんて、もうほとんど無理な高い望みのような気がしていたのに、今年の夏は3D CADのコースに通っていました

確かにすごく時間はかかったけど、あんなにやりたがってたCADの勉強もして、バイトだって憧れてた陶芸教室の先生だよーと、あの時の私に伝えてあげたい

とはいえ、半年程の訓練が終わった現時点では、自分がスタートラインに立ったどころか、スタートに立つ前のウォーミングアップができたかな…くらいの位置にしかいないのもよくわかったのですが

やりたいことって案外叶うものなんだ、と自身の境遇の幸運に驚きと感謝込めて

かがやく日々を過ごしました

10代のみずみずしさを湛えるヒラリー・ハーンのパルティータを、今までは失われた日々を惜しむように聞いていたけど、こんなにキラキラした思いで聞ける日がくるなんて

土日はバイトしながらの忙しい訓練も昨日で終わり、私の朝にも今年初めての金木犀が香ってきた今日、生活の瞬間瞬間が、透明で真空で映画的なシーンの連続で満ちていることに深く感動しました

マンションのエレベーターで各階ごとに差し込む夕日とか

あとは、この夏はじめてファスビンダーの映画を観ました
最初に観たのは『あやつり糸の世界』
私の人生も、人生の謎を解くための人生だったりするのかな
まだ謎が解けてないから、私の人生もつづく

2015年8月8日土曜日

また放置しました

もう、忘れられても仕方ない…
どれくらい放置したかを数えるのも、すでに疲れ…

宣伝の時だけ更新してみたりして…

宣伝です…

まず、四国は高知県!の沢田マンションギャラリーroom38で開催される、豊島区にあるブックギャラリーポポタムさんディレクションによる『大*いきもの展』に出品します.
総勢約20名の錚錚たる出品者さんたちの顔ぶれに正直すこしビクつきながら、参加させていただきました.
残念ながら、今回は下記でご案内する西荻窪のFALLさんでの展示の準備に忙しく、高知に出向くことができないのですが、行けなくて、本当に残念です…
私自身が四国未上陸ということも加算され、作品がうらやましいですよ…

お近くのかた、夏休みで四国方面にお出かけのかた、ぜひ「大*いきもの展」にお立ち寄りください.
見応えは保証します.

開催情報:
『大*いきもの展』
於:沢田マンションギャラリーroom38
会期:2015年8月13日-18日
時間:12:00〜19:00
入場無料、会期中無休

FBでは、すてきな文章と写真付きで出品者&作品紹介していただきました.ワイワーイ. →room38 Facebookページのエスオウセラミクス紹介ポスト

そして、そして!8月26日から30日に、西荻窪のFALLさんの新店舗にて、展示をいたします.
題して『エスオウ セラミクスの易経入門』
6年程前、九谷焼研修所時代に、中村錦平先生の授業でつくった作品で、今回のDMの写真に使っている『沢水困』
この作品の元になったアイディアは、易経六十四卦のうちの一つ(さらに、これは偶然でしたが、その中の四大難掛のうちの一つ)の卦からきていたのですが、今回の展示ではこの『沢水困』から展開して、六十四すべての卦を題した作品をならべる予定です.
私も易経に関してまったく知識がないので、今回の作品をきっかけに手探りで易に近づいてみようとしているところです.
文字通りエスオウ セラミクスの易経入門です.
今まで、易経に興味があったけどなかなか紐解くきっかけがなかった方も私と一緒に入門しませんか.

ちょっと余談ですが、たった今、ハッと思いましたが、きっかけって漢字では切掛、「掛」の字を使うんですね.
この言葉の由来も易経の卦と関係あるんでしょうか.
こんな感じで興味はつきません.
いろいろな発見があって、またゆっくり展示と易経について書きたいと思っています.
これは本当に、展示期間あたりを見計らって、気合を入れて是非書いておきたいと思っておりますので、よかったら8月の末にまた、こちらのブログをチェックしてみてください.
よろしくおねがいします.

現在は六十四個、当日までに間に合うように鋭気制作中です…!


開催情報:
『エスオウ セラミクスの易経入門』
~「形而上者謂之道 形而下者謂之器-繋辞上伝」
形而上なる者 之を道と謂い 形而下なる者 之を器と謂う~
於:FALL
会期:2015年8月26日-30日
時間:12:00〜20:00
私は連日14:00位からお店に行きます.(ただし木曜はいません.)

2014年8月4日月曜日

basin

ウェブサイトのinformationのページにも書きましたが
2014年9月3日より、西荻窪のFALLさんにて
esou ceramics exhibition 『basin』 が始まります

※FALL galleryブログの展示情報→http://falldays.exblog.jp/22249384/

今回のタイトル、basinですが、意味は深皿、溜め池、など
これがbasin of waterfallになると滝壺になります
なので、FALLで開催されるbasin展ということで、テーマは滝壺
瀑音に静寂を感じたり、一度沈んだら浮いてこられない深さがある、そんな雰囲気を持つ器を並べたいですね!
むずかし!

galaxus名義でのインスタレーションの展示は金沢で行ったことはありますが
esou ceramicsとして陶磁器の展示するのは初めてになります
インスタ展示と違って、今回は販売もするので、心持ちがぜんぜん違います…
とはいえ、当時のブログを読むと、それでもプレッシャーは相当感じていたようで、より緊張感あふれるこの展示を乗り切れるか今から不安に…と、弱音をつぶやきつつ…

とにかく、どうぞよろしくお願いいたします!
案内状の送付をご希望の方は、メールでお名前とご住所いただければお送りします
また、在廊日などはinformationのページや、FALLさんの展示ページなどでお知らせいたします
ちなみにこのFALLさん、展示の他にもヨーロッパの輸入雑貨やアンティーク雑貨の品揃えも、素敵なお店です
ぜひ遊びに来て下さい

【開催詳細】
『basin』
エスオウ セラミクスによる陶磁器展示
2014.9.3(wed)-9.7(sun)
12:00-20:00
FALLにて
定休日 月・火
東京都杉並区西荻北3-18-10 #102
03-5856-0522

2014年4月12日土曜日

制作方針まとめ

今に始まった事じゃないんですけど、私は、とにかくやりたいことが多すぎて目移りしてしまうので、見失わないように今日はちょっと現時点での自分への道標をまとめてみました

少し前の話になりますが、去年、2013年の晩秋-初冬の頃、五島美術館で光悦展がやってました
どの作品も、圧倒されるオーラを放ってました
更に、そのオーラに応えるごとく、来場者の皆さんの鑑賞熱も負けていませんでした
人出もすごかったです

茶碗の歪みや景色などは、客観的に見てみると、もはや抽象美術の領域なのですが、それを汲み取る眼力が、長い歴史の中で、これほど深く広い層に浸透してる日本文化は、かなり稀な存在なんじゃないかと感じました
自然や、ふとした偶然の持つ美への感覚が小さな島国の風景の中で、独自の形で研ぎ澄まされたのかもしれません

巻物も素晴らしかった…今ここで火災が起きたとして、私はこれを守る為なら自分の命を呈してもいい、それ位、後の世に残す価値がある、と心の底から思う程でした

作品を介して、作者が感じていたであろう美に対する感動が、現代の私達にも伝わってくる瞬間は、心にさざ波が起きてそれが世界を広げていくような気持ちになります

分かり合う、その他者との共鳴に、人は心地よさを感じるものです

時間だけでなく、国や地域を超えても鮮やかさを保ったまま、その共鳴を伝えられる音楽や美術には、やはり人々を平安にする力があると思います

私も共鳴と平安を過去から未来に手渡す仕事をしよう…
今年はそれにファンタジーを上乗せで

五島美術館のサイトからこっそり貰ってきた光悦展チラシ画像

2014年4月6日日曜日

希望

ネットの海で流れてきた動画
人が人に与えられる、一番大きな物は“希望”なのではないか、そう感じた
http://youtu.be/fXynrsrTKbI

2014年3月31日月曜日

漢詩

今日はお花に行ったら、床の間に存在感のあるすてきな掛け軸が掛けられていました
先生に伺うと、李白の詩で、内容は3月、煙花の中、天のはてにも繋がっていくような揚子江を舟がただひとつ、それに乗って川を下り、遠ざかってゆく友人を見送る歌だそう
煙花とは春霞と花の入り混じった景色
そんな単語があるのも風情がありますが、なによりその壮大に広がる風景が目の前に現れたようで、今まで気づかなかった漢詩の持つ表現の豊かさに、雷に打たれたような思いでした
思わずその後、岩波文庫『唐詩選・下』を買ってみました
この詩は『黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る』というタイトルらしいのですが、それが載ってたのでいきなり下巻(上・中・下のうち)を…



ちょっとずれますが、今日は先生が50年も通っていらした美容院が3月いっぱいで閉店してしまう話も伺いました
私が通ってるお花の教室は神楽坂の近くにあるんですが、先生がその美容院に通い始めた頃は、夕方近くになると近辺の芸者さんも髪を結いにたくさんやってきたそう
お正月なんかは島田に結う芸者さんも居て、とても華やかだったとのこと
そんな風景、ぜひ見てみたかったです
とても残念